2016年9月18日日曜日

靉靆垂布 如可承攬

妙法蓮華経 薬草喩品は
熱帯の雨を
カラッカラの乾季、
雨を待ちわびるの生き物たちの頭上に雨雲が重く広がり、
待望の雨が
たっぷり降り注ぐ喜びを活写して余すところがない。

その、
雨がまさに降ろうとする寸前の
空いっぱいに広がる雨雲の
雨があふれそうな様子

暑い太陽が遮られ
地上がさぁ~っと涼しくなり

靉靆垂布
  分厚い雲がモクモク垂れ下がり
如可承攬
   もう雲に手が届きそう

雨だ!!


そんなイメージを彫ってみた
(15x15mm)


譬如大雲
起於世間
遍覆一切
慧雲含潤
電光晃曜
雷聲遠震
令衆悦豫
日光掩蔽
地上清涼
靉靆垂布
如可承攬
其雨普等
四方倶下
流澍無量
率土充洽
山川險谷
幽邃所生
卉木藥草
大小諸樹
百穀苗稼
甘蔗蒲萄
雨之所潤
無不豐足
乾地普洽
藥木竝茂
其雲所出
一味之水
草木叢林
隨分受潤
一切諸樹
上中下等
稱其大小
各得生長
根莖枝葉
華菓光色
一雨所及
皆得鮮澤
如其體相
性分大小
所潤是一
而各滋茂

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