2016年4月29日金曜日

スヰート ポーヅ

お隣の「ろしあ亭」は何回も来ているのに
「スヰート ポーヅ」は初めて。

「中身や調理は違っても同じ皮」
じゃなくて
「中身や調理で違う皮」。
プリプリだったり
パリパリだったり
皮(麺)がおいしい。

なんでも同じ「餃子の皮」で包んであると
主役は餡だと思わざるを得ないが
「麺(餃子などの皮)」を食べるために餡があると
思い知る。

「麺」といえば
日本では小麦粉を練って引き伸ばしたもの(麵条/中華そば)であるが
本来の中国語では麵条を含む、
小麦粉でつくった主食食品(餃子等の皮を含む)ということらしい。
だから、
本当は
うどんやそうめんは「麺」といっていいけれど
そばは麺とはいえない。


水餃子!


つまみに塩豆がついてくるなんて
気が利いている。


つかれきって目が死んでいる。
それとも
並んでいる間のビールのせいか?









天津包子




隣のお菓子や、文銭堂の建物は
むかしは栄豊齋が入っていた。
北京の栄豊齋と同じなのかな。
気になったまま30年近く経ってしまった。

2016年4月27日水曜日

わやにする

引っ越したあとの
自分の荷物が片付かないことを自虐的に愚痴っていたら
ムスメが言った。

「お父さんの片づけがダメ、ってことはないと思うんだよ。
 ただ、
『片付けるための前ふり』
 がちょっとだけ長い時があるのかな」

…ムスメよ、
 フォローをありがとう。



だがごめん、

とーちゃんは今、
片付けをするために
端材で箱を作っていた。



作り付けの吊戸棚にぴったり入るサイズで
かつ
重ねられるようにした。

2016年4月24日日曜日

タネツケバナの種飛ばし

蓮華田を歩くと
踏み出す足がふれるたび
タネツケバナの種がはじけ飛ぶ。
帰りには足にも履物にも
種がいっぱい。

蓮華

田奈の蓮華田。

盛りは過ぎたが
なお美しい。
ミツバチが忙しく飛び回る。

雀の鉄砲、
数の子草は
なんだか久しぶりに見る。

春の終わりの一日。



2016年4月20日水曜日

雛の家

草の戸も住替る代ぞひなの家
                …芭蕉
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おととい新居に引越し、
今日、元の家を大家さんに返した。

今日家を返す、という今日、
庭の巣箱で
シジュウカラの卵が孵った。

芭蕉は
自分の出た家に女の子のいる家族が入ったことを
「住替って『雛人形の飾られる家』になった」
と詠んだが
うちは住替って
四十雀の雛の家となる。

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家を返す手続きの覚書に
雛が巣立つまで
巣箱を残してもらうことを付け加えてもらった。

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孵ったばかりの雛は
丸裸で目も開いていなくて
ありていにいってかわいくない。

でも
か細く、無垢なその声は
ただただ、
愛おしい。


昨日(2016.04.19)は抱卵していた。

宿執開発の守宮

前の家には巣箱を2つかけていた。
巣箱に入居するのは毎回四十雀だが
テリトリーの関係で、2つに同時に営巣することはなかった。

そして今回も一方に営巣があったので
此の方には営巣はなかった。

外してみたら
中にスズメバチの巣があった。
去年の夏はむしろスズメバチは少なかったが
まさか自分の家に巣があったとは…

処分するにせよなんにせよ、
ということで
新居に持ち帰り
あらためて中を見てみると
ヤモリまで連れてきていた。
ヤモリ(家守り/守宮)を連れて来たとは
なかなか縁起が良い。

目玉がくりくりして
グローブのような大きな手で
やもりはなんだかのんきでユーモラスである。

フラッシュをたいて写真を撮ると

 くぅ~

という小さな声がする。
また撮ると

 くぅ~

という。
ヤモリが鳴いているのであった。
初めて聴いた。
とてもかわいい。
「空(くう)」と誦しているように聞こえる。

あな尊(とうと)や。
宿執開発(しゅくしゅうかいほつ)の虫かな。
空、空と唱ふるぞや。

来世は善道に生まれ来られるに違いない。




栂尾の上人、道を過ぎ給ひけるに、
河にて馬洗ふ男、「あしあし」と言ひければ、
上人立ち止りて、
「あな尊や。宿執開発の人かな。
阿字阿字と唱ふるぞや。
如何なる人の御馬ぞ。
余りに尊く覚ゆるは」
と尋ね給ひければ、
「府生殿の御馬に候ふ」と答へけり。
「こはめでたき事かな。
阿字本不生にこそあンなれ。
うれしき結縁をもしつるかな」とて、
感涙を拭はれけるとぞ。
             (徒然草)

2016年4月11日月曜日

桜が散り海老根が咲く

海老根(えびね)がもう花盛り
もう4月も半分すぎるからなぁ








蕾もたくさん




山桜はもう花びら1つ残さない


山椒の花


武蔵鐙
こんなに小さな花は初めて見た


くまいちご


栽培種のハマナス?


鉄砲百合??


イカリソウ


なんだか冬っぽい


芽が出たばっかりなのに…








2016年4月1日金曜日

朱洞ノ吉野

四月になった。
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濃いピンクの絞り(斑の一種)の入った珍しい桜。

染井吉野の枝替わりで
朱洞ノ吉野。
初めて見た。

1本の木に数輪、絞りの花が咲いて
開いた翌日には散るという。

初めて見た。




4/2追記・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「朱洞ノ吉野」の「朱洞」は
4月1日にちなんだもので
まっかなホラ」と読む、とのことである。
絞りの模様をよく見ると
USO」と書いてあるように見えなくもない。