2017年5月8日月曜日

ウマでイス

ウマ(ノコギリを引いたりするときの台)を
椅子(室内縁台?)にする。
ウマを使うときはばらして使う。


20年近くたった椅子。
いつも身近にあって
結構みんな座ってる。
うちは座卓で椅子なし。
でも
腰かけられる場所はどうも必要らしい、
ソファは邪魔臭くていらないけど…。

ということで
縁台、いや、椅子を作ることにする。


ウマ。
時々必要だけど
日常はただ邪魔で場所取りなので
コイツをなんとか利用できないか、と考える。


ムスメの
「立ててみたら?」
という思い付きに乗ってみる。
なるほどね。



座面(天板?)は
本棚の棚板用に切りそろえた1x4のSPF材で。


座面をクランプで留めて(ボンドで貼りつけてはいない)
足を差し込む枠を養生テープで仮止め。
ひっくり返してネジ留め。

雑だな~。


座面をネジ留めした枠に
ウマを差し込む。

このままだと
脚が枠の中で内側に倒れ込んでバラバラになってしまうので
何かしら、脚がばらけないよう固定が必要。
座面と脚(ウマ)もくっつけたいが、
ウマとして使うことを考えれば
ネジ留めなどでなく
簡単に取り外しできるようにしたい。


楔的なもので突っ張るかなぁ、
と思ったが
結局、
脚は足元を縛ることにする。
足元を縛れば、脚は天板側で開くので、
脚と天板がくっつく。
ウマを使うときは紐を解けばよい。




出来上がり。
天板を持っても脚が落ちる気配もないし、
かなりしっかりしている感じ。
まぁいいんじゃないかな。


天板(座面)をムスメにナイフで面取りさせてみたけど
ちょっとどうかなぁ。

もうちょっと修行してもらわないと困るな。

2017年4月23日日曜日

笹巻(中華編)

笹巻の準備で
もち米は2つに分けられていた。

中華ちまきをつくる、とのこと


具材を煮る。
頂いたたけのこ(これがメイン)
ベーコン(金華ハムのかわり)
干ししいたけ、などなど。


もち米と混ぜる。


蒸し上がり。
煮るちまきとちがって
米が膨らむ危険がほとんどないため
笹の葉は1枚で巻いたとのこと。


ちゃんと中華ちまきだ!

笹巻(ちまき)




キッチンを見たら
笹の葉が煮られて
モチ米がうるかしてあった
(うるかす、って、たぶん北日本系のいいかただよな)

お~笹巻(ささまき=ちまき)かぁ



イグサで結びたいところだが
無いのでタコ糸で。
イグサと違ってコシがないので
ちょっと使いにくい。



煮る。


煮あがった!
いつもコメを入れすぎて
パツンパツンで稜からはみ出すのだけれど
今日はだいぶ加減したのでいい感じ。




甘い味噌で




お~ほのかに緑色
笹の香。

いい感じじゃん。

2017年4月15日土曜日

円空風龍王鈕木印「鰥」

四寸の柱の古材に
鈕(ちゅう=つまみ)を彫り
印にした。
…明日の展示会に出すために
昨日の夕方と、今日の夕方で作る。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

★金曜日★
板を敷き
茣蓙を敷く。
いつもならリビングでだけど
天気もいいしね。

龍の頭を彫る
…う~ん。



体を彫る。
う~ん、う~ん。



板を割って棒を作り
棒を削って角を作る

角を差し込む。
こんな感じなのに
ここまで5時間かかった。


冴えないなぁ
焼いてみるか。
まぁいいか。

印材が完成。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
★土曜日★
時間はないけど
「印材」を「印」にしてみるか。

おもしろい字を探す。
「鰥(かん)」
鰥夫(かんぷ)といえば
やもお(妻を失った男性)のこと。
でもここではそんなつもりでなくて
1)字形がおもしろい!
2)「鰥」は「鯤(こん)」と通じ
 「魚の卵」であったり「巨大な魚」であったりする
ということ選んでみた。

「天魚」は「鯤」をイメージしてつけた号なので。


まぁこんな感じかな。


鑿は昨日の作業でもうぼろぼろだが
疲れ切っているので
4分と5分の1丁だけを何とか研いだ。


ごりごり彫りだす。


あれ、
案外簡単にできたな。
鑿を研ぎあげてから40分足らず。


とりあえずビールで休憩(2本目)


印をひっくり返してクランプで作業台に固定。


押せればおもしろいけど
ムリなので
刷る。




明日持っていくために
段ボールで包む。
「銘」はなくてもいいんだけどね。








小松菜テロ

もう薹(とう)立ちまくり。
背丈40㎝超。
諦めて全撤去。
直径50㎝のバケツにギュウギュウ。

太い茎(直径2㎝以上)は
繊維の硬い皮をむくと
ブロッコリーの茎同様、とてもおいしい。
…大変だけど。

全部茹でて冷凍する。
…妻がやるんだけど。
まくり。

2017年4月12日水曜日

桜と幹と卒塔婆


会社に、三種の桜が少し離れて並ぶところがある。

いつもは
大島桜が散り始めたころ
染井吉野、
染井吉野が終わりに近づいて山桜が咲くのに
今年は三つがほとんど同時に満開に。

梅、桃、桜ならぬ、
3つの桜の「三春」といったところか?

華やか。

種類が違うと
幹が案外違う。
気づいていない人も多いのでは?

「桜らしい」と思えるのは山桜。
樺細工(桜の皮の細工)の茶筒だったり
掛け軸の桜の幹だったりするからだろうな。



大島桜も樺細工に使うそうだけど
ちょっと粗い感じ。



これが染井吉野だと
ゴツゴツした感じ。
写真の幹は未だ滑らかな方だと思うけど。
街路樹の桜は
黒くて岩のような幹だったりする。




染井吉野の、そんな武骨な幹に
あでやかな花が咲くのを見ると
なぜか能の「卒塔婆小町」を思い出す。
目の前にある理屈っぽい老婆との姿と
艶やかな前半生との対比、
なのかな。