鼻梁の右側に
虫刺されのような跡がある。
鼻パッドのとれた眼鏡をしていたからである。
取れて、すぐつけようと思ったのに
2日ほどたったら鼻パッドはなくなってしまった。
1か月以上そのまま使っていたが
鼻の傷も次第に深くなり、
パッドを探すことにした。
なかなか売っていない。
ネットでは買えるが、案外高い。
送料をつければなおさらである。
そうこうしているうちに鼻はどんどん痛くなる。
他の眼鏡もあるのだけれど…
100円くらいで買えないか?と
百均の店を見ていると、
鼻パッドはないが
まるごと老眼鏡ならある。
老眼鏡を買って、パッドを引きちぎって、くっつけた。
簡単に直った。
費用は接着剤を除いて108円である。
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パッドを取った残りのことである。
108円の対価を払ったものなのだから
あとは煮ても焼いても勝手次第のはずではあるが、
これに手をかけ、作り、検査をし、出荷した人がいると思うと
部品をちぎって本体を捨てるのがどうにも忍びない。
だったら少々値が張ってもパッド単体を買え、ということではあるが、
そこはコストの方を選択している。
勝手なものだ。
そんなこんなで
思い付きで
逆オペラグラスを作った。
遠くを見るのでなく近くを見るのだから逆オペラグラス。
使えるかなぁ、これ。
役に立つかどうかはわからない。
眼鏡が浮かばれるのかもわからない。
ただ、
部品を取られて捨てられようとしていた眼鏡に
作って楽しんだという
一つ役目は負わせたのだという
まことに独善的な自己満足である。
逆オペラグラスが
案外便利、ということになることを祈りつつ。
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