2016年7月22日金曜日

保険のきかない霊感商法的な加療で、風が吹いて桶屋が儲かるような足の痛みが軽減した話

4月に家ができた。
家を建てるとき
最後まで踏ん切りがつかなかったのは
これから老後に向かって
こんな坂道の街に居を定めてよいのか、
ということ。

6月上旬から
起きると膝が痛くて階段を降りるのが苦痛になった。
歩くとかかとがむやみと痛い。

加齢だな。

坂の街の新しい家に住んで2か月、
僕はもうこの地への適性を失ったのか…

愕然とした。

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今日病院に行ってみた。

加齢じゃないそうだ。

「そくていけんまくえん」
(足底腱膜炎)
ということで、
かかとに負荷がかかって
踵骨(かかとの骨)が盛り上がり
それが腱膜とすれて
炎症を起こしているそうだ。

それを無意識にかばって歩く結果膝に負担が来て
膝が痛む、とのこと。
風が吹いて桶屋が儲かるみたいな膝痛だな。

僕の場合、
足のアーチを保護できない靴が問題みたい。
底がほとんど平らな革靴、
それを脱ぎやすいように緩く履いている。
うっすら気づいてはいたが
やっぱりそれはだめだ、とのこと。

「保険はききませんが
 いいサポーターがあるんですが…」

と、霊感商法みたいなおすすめ品を、
犬小屋の屋根から飛び降りる覚悟で
大枚2,100円也を支払って買ったら
嘘みたいに歩く痛みがなくなった。

騙されていなかったのか
騙されきることができたのか
どっちかだ。
まぁどっちでもいい。

レントゲンで見た踵骨の盛り上がりは
1mmにも満たない。
そんなもんで
「もう一生歩けないんじゃないか」と大騒ぎしている。
人間なんてほんとにひ弱いな。
医者に「正解」を聞けば
多少痛くても、
「なぁ~んだ」
と安心できてしまう。
知らない、無明はまさに煩悩の根本
智慧は迷いを断ち切る利剣だな。
…などと思う。

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面白かったこと
1)レントゲン写真がものすごく精細、立体的で
 骨の表面の模様まで見えてびっくりした。

2)看護婦さんがレザークラフトをするそうで
 僕の持ち物をやたらとほめてくれた。

3)見て「偏平足気味かな?」
  触って「ちがいますね」
  結論「肉でくぼみがわかりにくいですが
      アーチはしっかりあります」
  面白いがちょっと失礼。

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