2016年3月21日月曜日

くさもち

桃の花を見に行ったら
土手で韓国語の女性が2,3人
袋にヨモギを摘んでいた。

僕たちも、
缶ビールを入れていた革のケースに
ほんの一握り、
小さなヨモギの芽を摘んだ。

ヨモギ、
タネツケバナ、
ナズナ、
フキ、
カラスノエンドウ。

子どもの小さなころは
庭先で、
田の畔で
ツクシほどの小さな指先が摘んでくる春の草を
おひたしや
汁の実や、
小さな一皿にして
春の香りを楽しんだ。

そんなこともあったな~

感傷にひたりながら
春の淡い香りを楽しむ。

…無粋、無礼、無風流に、
 マシンのようにだんごを腹に詰め込む
 野獣のような子供たちを眺めながら。









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