2016年3月26日土曜日

文武の虫

世の中に蚊ほどうるさきものはなし
ぶんぶといひて夜もねられず

  蚊ほどうるさいものはない
    ブンブン 飛び回って夜も寝られない

  このように(かほど)うるさいものはない
    文武に励めと口うるさい

寛政の改革を批判したこの狂歌の作者が
幕臣であった大田南畝では?と疑われ
南畝は幕府に目をつけられ
しばらく狂歌の筆を折る。

…という話はどうでもよいが
3日ほど前会社で、
今年初めて蚊をとった。

もう?
というのも驚きだが、
コンパクトデジカメでこんなにはっきり撮れるの?
というのも驚きである。



どうでもよい話に戻ると
南畝は自身の随筆の中で
日本最古級のコーヒーの食レポを残した人としても有名である

 紅毛船にて「カウヒイ」というものを勧む
 豆を黒く炒りて粉にし
 白糖を和したるものなり
 焦げくさくて味ふるに堪えず
          「瓊浦又綴(けいほゆうてつ)」

ほんとうにどうでもよい。

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