知らない道具。
手作りの冶具。
使い込まれた景色。
独特な摩耗やキズ。
刮目してみる工夫。
創作工房 WARAI 河合さんの道具たち。
ヤニ台、というのかな。
松脂にとの粉が入ったものとのこと。
最高の端渓のような色と造形。
その無造作なたたずまい。
美術品かと思うけど
日々これが火にかけられ叩かれている。
その行為がこの道具に風合いを維持し、増さしめる。
僕にも早急に必要だな。
灼けて熔けた色合い。
叩かれた鉄の色。
日本刀の肌が思われる。
どれもこれも
博物館に入ってしまえばたちまち命を失い
何年もしないうちに色あせるだろう。
使い続けられているから保たれる新鮮さと景色。
使い続けられているから日々摩耗していく定め。
無常の美しさ。
0 件のコメント:
コメントを投稿