たぶん日本の在来種の関東タンポポ。
NHKの解説
西洋タンポポとちがって総苞(そうほう)片が反りかえっていない。
会社でも数は西洋タンポポが多いが
関東タンポポも駆逐されてはいない。
タンポポは鼓草(つづみぐさ)ともいう
犬のことを幼児語で「わんわん」というように
鼓を、その
タン、タン、ポポポン!
という音で表した幼児語がタンポポ
なのかなと思う
(そんなことを言っていた人がいた気がする)
なんで鼓なのか?
タンポポの茎に縦に幾筋か切り込みを入れて
水につけると
くるくるっと丸まるが
その姿が小鼓のようだから、
という説を聞いたが(fig.1)
そんな手間のかかった命名だろうか?
見慣れた西洋タンポポの総苞(で包まれた花床/かしょう)の形からは想像しにくいが
関東タンポポなど在来種の総苞部分は横切りにした卵のようで
小鼓の銅の形によく似ている。
そこに西洋タンポポのように盛り上がらず(fig.3)
平たく小花(しょうか 花びら的な花)が並んでいれば(fig.2)
小鼓のように見えなくもない。
そう思ってみると
総苞も調べ緒に見え…
そこまで言うと言いすぎかな。
落語の「西行鼓ヶ滝」で
歌がうまいと天狗になった西行が
自信作の
伝え聞く鼓ヶ滝に来て見れば沢辺に咲きしたんぽぽの花
を、
宿を頼んな田舎者のじいちゃん、ばあちゃん、小娘に
コテンパンに直されてしまう。
音に聞く鼓ヶ滝をうち見れば川辺に咲きしたんぽぽの花
最後には
たんぽぽも俗だというので
白百合の花に直されてしまい
西行の天狗の鼻はぽっきり折れてしまう。
爺、婆、娘は、実は 住吉明神、人丸明神、玉津島明神であった。
たんぽぽが鼓草であることを思うと
この話、いっそう面白いように思う。
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