2016年8月6日土曜日

つるおろし

今年のトマトは調子が良くないな
とはいいつつも、
背丈はだいぶ伸びたので「つるおろし」をした。

トマトを初めて作ったときは
どんどん草丈が伸びて困って
切り縮めた(芯を止めた 図1)

そのままだとそこまでで収穫が終わってしまうので
側枝を伸ばすわけだが
どのくらい伸ばしてよいのやらわからず
ボーボーに伸びて
2株ばかりのトマトで庭がブッシュのようになってしまった。

そこで、その年の途中くらいから
横に伸ばすことにした(図2)
上に伸びようとする茎を
水平の支柱に誘引して縛っていくのである。

隣にあった胡瓜の棚に這わせていったので
支柱の方は何の手間もなかったが
さすがにつる植物ならぬトマトは
素直には横には伸びない。
伸びるはずがない。

ちょっと伸びては誘引し、
上方向にじゃんじゃん伸びる側枝を整理し
また誘引し…と
結構面倒だった。

とはいえ
他に方法は知らないし、
「トマトの棚」
というのもいささか面白く
この作り方を何年がか続けた。

そして去年(2015)、
ついに
「つるおろし」というワザを知ったのである。
根元の茎を曲げて
背丈を縮めるのである。
手の届かないところまで大きくなったトマトを
しゃがませて手の届くようにする、といった感じ(図3)。

去年は時期的に「手遅れ」の観があったが
今年はうまくいった。

支柱に幹を結び付けている麻ひもを根元側から切っていくと
トマトは自重で「しゃがみ」はじめる。
よきあたりで支柱に幹を結べばできあがり。

だいぶ簡単だし、
植物体への負担も少なそうだった。
去年は「つるおろしの術」を知った時期が遅くて
育ち切って、部分的には直径4㎝以上あるという太い幹を曲げようとしたので
いささか無理があった。

そんなこんなで、
やってみたかったつるおろしがうまくできて
結構満足である。



0 件のコメント:

コメントを投稿